須藤凛々花の結婚宣言から見えてくる２、３の事柄について
NMB48須藤凜々花さん（20）の「結婚宣言」。先日おこなわれた総選挙のスピーチで宣言したというのだから、ファンのみならず、国民の半分くらいは度肝を抜かれたと思います。
私はこの人のことを全く知りませんでした。このグループは恋愛禁止ということは知っています。よくAKBグループと引き合いに出されるおニャン子クラブも確か恋愛禁止だった、ということを思い出しました。
そりゃそうでしょうね。女は恋愛をすると恋愛が一番になってしまい、他のことはどうでもよくなる。他の男（ファン）のことなんか、なおさら。そういう生き物なので、恋愛は禁止にするのが一番でした。
でも規則は破るのがお約束。お年頃だもん、彼氏ができます。おニャン子クラブでは、彼バレした人はいなかったような記憶。そんな中、おニャン子クラブ卒業後でしたが、メンバーだった高井麻巳子は秋元康と電撃結婚、すぐに渡米。あっという間の出来事でファンはあっけにとられたまんま。ということがありましたっけ。ひとりの人間だからいいじゃない。結婚おめでとう。そんな風にはファンは思っていないんですね。
演じ切るのが礼儀
アイドル活動で清純派を演じているなら（実際は違ったとしても）、最後までその役を演じきるのが、プロなのでは。
人間は、相手が思っていた人格と違う行動をすると混乱します。清純派のはずなのに彼がとか、結婚とか言い出すと混乱するのです。
同じく恋愛も、「優しい女」が好きと彼が言っていたから優しい女になるように努力する。この行動は「優しい女を演じる」ということなのですが、彼の前だけで優しくてもだめ。
ほかの男性にも、女の人にも、見知らぬ人にも優しくいないと誰かしらに見抜かれてしまいます。そうなると「あの子は優しくないよ、裏表がある」と言われてしまう。
キャラ設定をしたら最後まで演じなければならない。その設定が身につくこともあるだろうし。
素を出すのは、彼と付き合ってしばらくして、嫌いにならないことが確定してから。
つまりアイドル活動は恋愛と一緒、最後まで演じ切れと私は言いたいのです。
ブランディング失敗
清純、かわいらしい、けなげのイメージ設定をしたら必ず演じ切る。彼氏はいてもいいと思うがバレないようにしなければなりません。
バレてしまったら迷走し始めるでしょう。そこで高井麻巳子のように風のように去ってしまうのならいいけれど。
恋人がアイドル
男は人気のある女子が好き。彼女がアイドルというのは最高にたまらない状況です。
ここでクビになって普通の人になってしまったら、彼のモチベーションはこのままなのか心配。
「アイドルのキミが好きだった」なんて言われた日には洒落にもなりませんけども。
彼女に限りませんが、恋愛してはいけない覚悟がない、というか深く考えていないのかも。
AKBグループに「禁止は知ってるけどバレなきゃいーもん」という考えの人もけっこういるのではないでしょうか。そのリスクや事務所の損害などを想像したりしないので、教えなければ分からない気がします。
なぜあんなことをあの場で言ったのでしょう。スクープ記事が出る前に自分から、と思ったのかも。本人の表情が複雑そうに見えたけれど、勇み足だったのでしょうか。
じゃ彼女はどうすればよかったのかというと
- 彼氏がいるのを完ぺきに隠しておくべきだった。このようなイベント前は特に
- バレたときの具体的な対策を日ごろから立てておくべきだった
- 撮られたとき、事務所と相談し指示を仰ぐべきだった
その辺が適当だったから、若い彼女はどうすればいいかわからなかったのでは？
しかし、禁止事項を守っている先輩もいるのに学ばなかったのか、とも思います。
事務所の指導に対して
- アイドルとしての教育をしていなかったのかも
- アイドルの心得など、本気のレクチャーをすべき。若い人は一から教えてもらわないと分からないのでは
- 事務所側は相談できるようなシステムだったのか
という疑問があります。
最高のタイミングと同時に最悪のタイミング
結婚に持ち込むためには最高のタイミング
- 若いうちに結婚、将来を決めることができた
- 大舞台での発言のため彼氏が結婚しなければならなくなった
最悪のタイミング
- 先輩である渡辺麻友の卒業宣言がかすんでしまった
今回の件で、恋愛禁止は絵に描いた餅ということが分かりました。やっぱり指導係はいたほうがいいんじゃないのかな。いるのかもしれないけど。
もしかしたら壮大な炎上商法だったのかな、彼への釘差し、プレッシャーもかけることができたし。しかしそれ（炎上）をやってしまうと、ヒールのイメージになるので、危険な綱渡りと思う。彼女は20歳にして、いろいろ業を背負ってしまったなというのが私の感想です。
